1/144 量産型ズゴック 旧キット 設定イラストに似せる
Posted on Fri 08 December 2017 ( 2018-09-08 update ) in plasticmodel
あれこれいじり倒すなら旧キットの方が作業が楽だよねということで旧キットを作り始めました。何から作り始めようかなと悩んだ末に量産型ズゴックを組んでみます。別の機会に作った量産型ズゴックを参考にして制作。シャア専用ズゴックも入手しているので反省を活かしてもう一度作れるしね!
量産型ズゴックのスタイルチェック
お値段300円の小さな箱ですがほどほどにパーツが分割されています。組み立て説明書もこんな感じだったね。
再販分だから細かな変更はあるけれどおおむね当時の雰囲気が残っている。昔作った時は成型色がもう少し明るい水色だったような気もするんですが気のせいだったかな。前回作った時はミスターカラーで塗装したもんな。懐かしい。
サクサクっと仮組です。全パーツをニッパーで一度に切り落としまして組ます。ものの15分もすればできてしまいます。ズゴックらしいというかこのシルエットでズゴックが記憶されています。
ちょいと胴体の幅広感と頭のつぶれた感じが気になります。そして太もものガニ股。設定書と見比べてみてもそうですね。
細かく確認してみましょう。
頭部はもう少し上に膨らむ必要がありますね。モノアイレールももう少しV字。胴体も横幅がだいぶ広い。上腕が気持ち細い。肘当ての形状が少し小さい。もう少しハイレグ。おへそを上に向ける。太ももをもう少し太く。すねのボリュームが足りていない。すねのモールドが省略されている。足甲が気持ち小さい。こんな感じかな?
後ろから見てみると、背中はとりあえずこんなものか。
さらに側面。ちょっと鳩胸すぎると見るか水の取り込み口を下方向に向けるか。お腹も少し出っ張りすぎ。
関節のポリキャップ化をはかる
脚の加工からはじめます。膝と足首の関節構築を行いつつスネの幅増しを仕込む。ポリキャップやボールジョイントを導入するためにダボの準備。
プラ板積層よりプラパイプのが良いところもある。あとハメ加工が主目的だったけど、ポリキャップやボールジョイントのおかげで、ぼちぼち可動範囲を向上させることになったかも。
そして、胴体も切り刻んでしまう。ダクトは新造した方がいい気もするけど旧キットのトボけた味がなくなりそうなので考えものだな。切り刻みすぎてやる気が大幅ダウン。はじめからプラ板で作ればいいんじゃない?なんか面倒だよね。
腰は5ミリほど高さを伸ばしつつヘソ下のラインを変更。腹は5mmほど伸ばす。胸のインテークやダクトはプラ板で新造。頭の高さを延長。インテークの工作をスマートにやりたいが、いまいちしっくりきていない。やっぱり旧キットらしさを活かす方向にしたいかも。
腕部の関節構築は完了したので、接着して上腕に0.5mmプラ板を巻いて幅増し。ちょっと短くしても良い。脚部膝関節の取り付け角度を検討中。足首をポリパテでボリュームアップし、太腿を0.5mmプラ板で巻く。またRを緩くする。
胴体の再構築をはじめてみた。大丈夫かな。
完全に悪癖の切り刻みに陥る
各パーツを工作していく訳ですが、今回のテーマの一つに色ごとにパーツを分けてみようというのを取り入れることになりまして、やめておけばいいものをものすごい勢いで切り刻み始めました。すでに胴体がバラバラ状態だったので怖いものなしなんですよ!
切り刻んではくっつけの繰り返し。たまにパテ盛って削って。胴体さえ形にできればゴールは近いが、塗装時の塗り分けという目標を立ててしまったばかりにウォーターインテイクや廃棄ダクトをくり抜き。さすがにこれ以上は切り刻めないので形にするだけだろう。
半月くらいで終わる予定だったのにひと月が過ぎました。
胴体。モノアイレールのベースを作りました。これにモノアイレールを巻いて差し込み式に作る。さらに頭部をかぶせて頭部構造体とする。シルエットはその時点で調整。そのあとで腕取り付け基部とダクト基部の作成でおしまい、腰の形状出しをし始めた。こちらは気が向いたら作業する。難易度は低いはず。足首は高く作りすぎたので切断後に再構築かな。
もうバラバラにする必要はありません。ズゴックという形にしていきましょう。腹をプラ棒でちょっと延長。
腰は大まかなボリューム整形。このあとパテで整形していく。脚部は裾の形状を整えるためパテのベース用にプラ板貼り付け。もう少し角を出さないとね。
腕部、脚部の関節をひと回りボリューム出すためプラ板巻き。円形出すのに曲げて型を付けつつ接着。それぞれもう一段巻くのでコツコツやる。
立たせてみる。腕と腰の接続を作ったらもう少しポーズも取れるだろう。今は載せてるだけ。あと爪がないとバランスがおかしい筈なのでこれも用意したいところ。
工作はポリパテを盛ったところをガリガリ。尖端部は砕けてしまうので違う方法を模索しないとダメみたい。プラ板巻きはやっぱりあたためて曲げておけば良かった。ちょっと歪んでしまった。やり直しがきかないところなので構わず固定してパテ修正しよう。そういやあポリパテついてるとやってる感あるよねw
ツメの取り付け準備を進める。プラ棒で差し込み式。開閉それぞれのツメを用意する。おおむね良好。
そろそろズゴックらしい形にしたい
ちょっと記録を振り返ってみた。作り始めは8/8だった。ひと月すぎたくらいでここまで。ちょっと加工疲れしていたので前進がみえるように……。
全高が伸び斜めに見ているためか、ちょっと細身に見える。正面から見ればそれほどでもない。頭部の加工が次の目標。イメージ通りにできるかはヤスリ掛けにかかっている気がする。
モノアイレールブロックを作成し上に乗せる頭部パーツを加工。柱はプラ棒で作成かなあ。で、肩下の排気ダクト再生手法が決まっていない。プラ板をけがくか素直に既成パーツを使うか。うーん悩む。
表面処理にはいつ頃はいれるんだろうか。
頭部の形状を出し始めた。もうひと回り小さくしても良いかも。あわせて胸の排気ダクトをプラ板で新造している。
胴体と頭部の連結部分を作成。丸棒で差し込むだけのお手軽仕様。排気ダクトはプラ板がばらけてしまいそうなので複製とって削るとしようか。
胸の排気ダクトの工作を終える。エポキシパテで作ったのでちょっとだるい。塗装したらハマらないんじゃないかな。うーんプラ板も仕上げる覚悟がいるか。
頭部のミサイルハッチをピンバイスで2mm穴開口。モノアイレールの柱も1mm角棒で用意。ちょっと歪んでる。遠目で見るとそれほどでもないからこのままでいってみる。
ボコボコある穴とキズを埋めていく作業に入っていくかな。
だいぶまとまってきた?
形にはなってきた。でも、ここから表面処理をやっていくんだと思うと微妙にやる気がダウン。全体像が見えてきてそれなりに様になっているんだけど、なんかしっくりこない。というのも関節がゆるゆるになってまして、ポーズが決まらない。このあたりの加工をもう少し経験積まないと出来上がりが遠い。
関節まわりの仕上げがやっぱりダメかな。ポーズをとってみたときに色々と取り回しが悪い。とりあえず置き換えみたいなやり方ではなくて、ちゃんと可動域や固定を考慮して設計しないと模型としてはダメかもしれない。固定ポーズでやるならば作業自体が無駄だもの。ちょっと反省しつつ他のものに手をだしてみよう。
経験値は必要だ。