1/144 リックドム 旧キット
Posted on Wed 24 February 2016 ( 2018-09-26 update ) in plasticmodel
旧キットリックドムの組み立て・塗装
昔懐かしいガンダムのプラモデル。いわゆる旧キットが2015年5月に再販になりました。あみあみと地元の模型店で計2つの1/144リックドムを購入。やったぜ!
そうしてストックしたガンダムのプラモデル、ジオン軍旧キット1/144シリーズをひと通り作ってみます。
今回の製作にあたって、自分ルールを決めてみました。
- 発売当時に作れてたら満足がゴール
- 塗装する
- スタイルやプロポーションを変更しない
- 後ハメ式に加工してみる
改造なしで塗装するというのは普通だけど、後ハメについてはあんまり仕組みを考えずにぶっつけ本番式でやるのでどうなるのかなあという感じ。
過去にもリックドムは作りました。すんごい出来がいいですよね。
ガンダムのプラモデル、1/144の旧キットをまとめて作成ですが、さすがに全部いっぺんにとはいかないので幾つかのグループに分けてます。当たり前のようにリックドムはジオン軍のモビルスーツのみなさんとセットで作ります。
ということで、ランナーからパーツをニッパーで切り出します。
プチ大型キットになっているリックドム。なんと成型色が2色という豪華仕様。黒と紫で塗り分け……はされていませんが、雰囲気は十分。なはず。
仮組しただけでもリックドムだ!とわかります。
おおまかなパーツ構成を確認したら、パーツの接着を行い、合わせ目消しを進めていきます。
合わせ目の消し方は旧キット定番の方法でやりました。接着剤をひと塗りしたあとしばらく放置。スチロール樹脂がやわらかくなったところで、もうひと塗りしてから接着を行います。接着はぎゅっと力を込めて、塗った接着剤がはみ出るように心がけます。このはみ出た接着剤がパテ代わりになって合わせ目や接着面のガタガタを埋めてくれます。
しっかりと乾燥させたら、合わせ目の処理です。合わせ目はデザインナイフの刃を立てるようにして削ります。いわゆるカンナ削りと例えられる感じ。コリコリと削ったら、おおむね合わせ目は消えるはず。足りない部分はさらに耐水ペーパーで磨いて処理します。
合わせ目の処理が終われば後ハメの加工。関節軸を受けているダボ穴の一部を切り欠いて、嵌め込めるようにしていきます。やりすぎるとゆるゆるになったり外れてしまうのでバランスが難しい。
足が終われば腕の加工。接着と合わせ目消しは同様に行い、後ハメ加工の実施。一部の関節は45度ひねって差し込み固定にします。
肩カバーはちょっと特殊ですね。受け側になる肩のダボ穴を切り欠いて肩カバーの軸を滑り込ませるようにします。
加工が進んでいったら、順次塗装に。後ハメ加工さえしてしまえば、ドムの塗装はそれほど苦にならないはず。なんだけど、成型色の黒が結構なクセモノ。頭の赤はじめ、あちこちにある赤の発色がちゃんとやらないと色が暗くなるのが注意ポイントでしょうか。
リックドム 旧キット1/144 できあがり!
ドムといえばジャイアントバズです。コンスコン隊でもリックドムはジャイアントバズ。ジオン軍のモビルスーツが制式採用している兵装でも一二を争うくらいの登場頻度だと思うんですよね。かっこいい。右手の握りがジャイアントバズと一体になっているのは潔くていいかもしれませんね。おかげで握りもしっくりきている。
ジャイアントバズなしでもリックドムは絵になります。3機ならべればオデッサ作戦前に黒い三連星がドムを並べていたあのシーンさながら。ドムはほんとに美しい。
後ろからみてもドムかっこいい。ふくらはぎ部分の膨らみ具合がいまどきとはちょっと解釈がちがいますね。アニメ本編だとそれほど広がっていなくて、これくらいのラッパズボン形状が基本じゃないでしょうか。もともとの設定がだとドムってスリムですものね。イメージの元が忍者なだけのことはある。
武器なしの後ろ姿もかっこいい。ほんとかっこいい意外に言葉が見つからない。そんなリックドム。
どうしてドムじゃなかったのだろう。リックドムって名称でキットがなかったからな1/144はリックドムになったのかな。この謎がいつまでたっても解けない……。
以上、1/144 旧キット リックドムでした。
ドムに外れなしといまだに言われているわけですが、旧キットのドムは1/44でも1/100でも1/60でもほんとによくできています。再販されてもあっという間に売れてしまうのも頷けますね。あまりいじりすぎず気軽に楽しみたい。そんな魅力をリックドムは持っていると思います。