山田覚書

マウンテンバイクをドロップハンドル化

Posted on Tue 10 June 2003 ( 2018-08-02 update ) in bike

2003年に購入したマウンテンバイクCANNONDALEのF400。お仕事の忙しさにかまけて約10年間ほとんど乗らずにいましたら、消耗品であるタイヤやグリップなどがだいぶ痛んでしまっておりました。

ちゃんとメンテナンスしないといかん!ということで、トレッサ横浜にある某サイクリングショップに持ち込みしまして、もろもろパーツを交換。

点検したところ、フロント・サスペンションであるヘッドショックのエアが抜けてしまっていたので入れてなおしてもらいました。6月14日に修理完了したので早速鶴見川のサイクリングロードに出かけてみました。

鶴見川のサイクリングコースを走る

最寄りのサイクリングコースである鶴見川土手を走ります。いつも通りに寄り道をして日産スタジアムで記念撮影。とっても開けた場所なので清々しさがあります。試合やイベントがない時は人もおらず静かでいいところです。

横浜青葉インター付近

ふたたび、土手のサイクリングコースに戻り、鶴見川を上流に向かって走ります。小机、鴨居と通過して、東名高速道路の横浜青葉インター付近まで、ざっと15kmほどを1時間ほどかけて走ります。

途中にかかる橋はアンダーパスがあるので走りやすくなってます。ちょっと凸凹な場所もあったりしますが、さすがにMTBなので問題なく走破できます。

しばらく運動らしいことをしていなかったこともあって持久力がありません。ゆっくり走っているので息こそ切れませんが、ほんとに情けない限りですね。真面目に体調管理をして、身体を整えていかなければとひしひし思いました。

港北インター付近

鶴見川はいくつかの支流をあわせて河口に流れていきますがそのうちの一本。第三京浜の港北インター付近でこんな場所があります。まわりは倉庫や工場ばかりですが、夏の暑い日差しをちょっとしのぎます。桜の季節になるといい感じに彩りもあります。

フロントサスの異音に気づき自転車屋に行く

寄り道をしたりしながら往復5時間と少し走ってみましたが、フロントサスペンションのあたりから「フシュ」という音がしばしば聴かれます。あれれ?おかしいなと思いつつ走っていますとやっぱり音がする。そのまま購入店であるHEARTVIEWに持ち込みまして確認してもらいました。

診断の結果、フロントサスペンションであるヘッドショックの油圧パーツに破損があるため、中のオイルが漏れているとのこと。このままでは走行に支障があり、危険なため修理をすることにします。

しかし、この自転車は2003年モデル。マウンテンバイクのトレンドは10年も経てば大きく変わってしまっているため、修理パーツがメーカーにもないという状況でした。非常に残念ながら廃車せざるを得ないようです。

新しいタイヤ調達してみたのに……。いや、トレッサ横浜の某サイクリングショップのいい加減さのが気になるか。やっぱり自分でメンテできない人はちゃんとしたお店とお付合いしないと必要な知識も得られないなあ。といった具合に後悔しつつ、自宅で分解することにしました。

フレームだけにしてディスプレイ用保管できるようにしたいなと考えてます。さすがにコンポーネントは新しい自転車に換装するような高級品が装備されている訳でもないので破棄ですね。山に行くこともなくなったので、しばらくはマウンテンバイクを買うこともないのかな。

あまったパーツで再生するCannondale F400

一般的な常識としてマウンテンバイクなどで採用されているVブレーキはSTIでコントロールすることができません。ブレーキ引き量が違うためですね。だからマウンテンバイクでドロップハンドルをつけることは簡単ではありません。

一般的にはミニVブレーキにしてみたり、トラベルエージェントで引き量を調整してみたりします。ところが、下位グレードのSORAならではなのか。STIでVブレーキを問題なく引けています。これが105あたりのグレードだとこうは上手くいかなかったかもしれません。

Cannondale F400 ドロップハンドル

そして、シフター部分。F400は、フロント3枚をDeore、リア9枚をDeoreXTで操作しています。

Deoreブランドは存続していますが、世代が古く9速なのでSORAの9速とぴったり。フロントギアはもともとインナーを使っていないのでミドルとアウターの2枚を使うように調整。あらあら、SORAのSTIは優秀ですね。きっちり変速してくれます。このあたり同じ9速でほんとによかった。

MTB Deore XT と SORA STI

ということで、SORAのSTIによりマウンテンバイクのドロップハンドル化ができてしまいました。意外にあっけないかも。こうなってくると、廃棄まで考えていたF400をいじり倒したくてしょうがなくなりますね。

とりあえずは、壊れてしまったヘッドショックからリジットフォークに変更すべく、ヘッドパーツやフォークを手配。あわせてステムやハンドルも交換します。

入荷するのが年明けそうなので気長に待つようにします。それと、ついでにディスクブレーキを導入してみます。シマノのお安いホイールとメカニカルディスクブレーキを手配してみました。

これはどのタイミングでつけてみたものか。さらに、105化あたりも考えちゃいますが、全体のバランスを考えるとコンポは変更せずこのままってのがいいのかな。

マウンテンバイク ドロップハンドル化

勢い余ってのマウンテンバイクのドロップハンドル化。おおむねいい感じです。別に上級グレードのコンポーネントじゃなくていいんです。それほど高価なフレームじゃありませんし、ミドルグレードのパーツをうまくまとめて楽しい自転車にしたいですね。

コツコツ準備していたCannondaleのマウンテンバイク、F400のパーツ換装実施してみました。最大の目標は破損してしまった Head ShokフォークをMTBで一般的なオーバーサイズのフォークに変更すること。パーツの入手が結構困難な状況でした。

ドロップハンドル化したMTB

ヘッドショックサイズからオーバーサイズにフォーク交換

キャノンデールといえばヘッドショックというくらいの時期のマウンテンバイクであるF400。しかし、すでに生産は終了しており、破損しても交換修繕するパーツがすでにない。米国Cannondale社はもちろん国内も、メーカーにない。

となるとパーツをオークションで入手するか、ヘッドショックサイズのコラム径をMTBで一般的な規格であるオーバーサイズに変更するしかない。当初はこのまま廃車にするしかないかなと諦めていたがあれこれパーツを眺めているうちに修理することにしました。

Cane Creekのヘッドセット

まずは肝心要のヘッドセット。ヘッドショックサイズからオーバーサイズへの変換ヘッドセットは、Chris KingやCane Creekから販売されています。あとWoodmanもか。さすがにChris Kingはお高いのでCane Creekの40シリーズを選びました。

次にフォーク。サスペンションフォークよりもリジットフォークでしょうということで、SurlyのInstigator 1.0 Fork。

なんの特徴もないフォークですが、カンチ、Vブレーキとディスクブレーキに対応しているようなので汎用性の高さから採用。もうサスペンションフォークにお金投入できるほど新しい規格のバイクではありませんし。

Surlyのフォーク

コラム径の変更に伴って、ステムとハンドルも交換。特にこだわりがないのでEastonの50で揃えてみました。ステムは一番短い60mm。ハンドルはライザーバーで。2015年10月に注文してパーツが揃うのは2015年内の予定でした。

この間、街乗りに使っているGIOSのFELUCAをフラットバーにしてしまったので、なんとなくF400をドロップハンドル化してみる。思いの外しっくりときたので、まじめにCannondale F400のドロップハンドル化を模索することにします。

ちょうどロードバイクを買おうか一般道を気持ちよく走るならシクロクロスの方が気楽でいいかなんて考えていたので、単純にシクロクロスやグラベルロードな方向に路線変更。

29インチタイヤにフルリジッドだとモンスタークロスとかいう呼び名もあるんですっけ?すでに注文してしまっていたライザーバーが無駄になるけれど、Eastonの同じグレードのドロップハンドルを注文。リーチ長も短めなのでちょうどよかろう。

結局、フォークがなかなか入荷せずに2016年2月半ばにようやく換装作業を実施となりました。お店からの電話でF400をしばし預けます。購入店ではないので工賃が高い。ヘッド周りはさすがに道具揃えるというのもね。仕方ない。

ディスクブレーキの導入

ライザーバーとVブレーキの組み合わせの予定だったのが、思いがけずドロップハンドル化してしまったので、よりしっかりとブレーキングできるように、メカニカル・ディスクブレーキを導入することにする。

油圧にしなかったのは導入済みのSORAのSTIレバーで引けないという単純な理由と設定の単純さから。

フロント・ディスクキャリパー

採用したのはシマノのBR-R317というロード/シクロクロス用のメカニカル・ディスクブレーキ。一つ上にBR-517、さらにはシクロクロス用にBR-CX77なんてのもありますが、高級品を載せるのもなんか違うなということで普及品でまとめていくことにする。

ローターはちょっと大きく前180mm、後160mmにしてみた。これにあわせてホイールも新調してWH-MT15-Aを取り寄せる。高級品じゃないけれど全体のパーツグレードとしては相応なんじゃないかと。

リア・ディスクキャリパー

これらのパーツは注文後数日で届いたので、フォーク交換を終えた車体をまたバラしながら各パーツの組み付けを行うことにした。でも、注文した後にほぼ同じ価格で上位のホイールが売られていたりで結構ぐぬぬ。

マウンテンバイクのドロップハンドル化完了

グラベルロードやシクロクロス風味と言っても、やっぱりMTBだ。一般的にはマウンテンバイクにドロップハンドルをつけてもトップチューブが長いんだから適切なポジションが取りにくいなんて話もあるけれど、もともと小さめのフレームを選んでいて自転車屋さんでもステムを長めにしてもいいんじゃないかとアドバイスされていただけあって、以前よりも乗りやすくなった。

フォーク交換でヘッド角やらフォークオフセットといったバランスは変わってしまっているんだけど、悪くない。フォークがあと数センチ長いとジオメトリーは近しいので27.5を履かせてみるなんてのも手かもしれない。

まあ、未舗装路がある近所の河川敷を走るにも街中を走るにも高い走破性を得られるんじゃないかな。元気にペダルを回せる年齢じゃないしちょうどいい気がする。

MTBのシクロクロス化

現状のパーツ状況は次のようになった。

部位 製品名
フレーム Furio-X
フォーク Surly Instigator 1.0 Fork
リム Shimano WH-MT15-A
ハブ Shimano WH-MT15-A
スポーク Shimano WH-MT15-A
タイヤ Schwalbe KOJAK
ペダル Wellgo LU-955A w/clips & straps
クランク Sugino MX-300, 22/32/44 teeth
チェーン SRAM 9-speed
リアコグ SRAM PG-950 9-speed, 11 - 34 teeth
ボトムブラケット Shimano taper, 113mm spindle
フロントディレーラー Shimano Deore
リアディレーラー Shimano Deore XT SGS
ハンドルバー Easton EA50
ステム Easton EA50
ヘッドセット Cane Creek 40
シフター Shimano SORA
ブレーキレバー Shimano SORA
ブレーキ Shimano SORA
サドル Gios
シートポスト Kalloy SP-263

フレームの青色、各パーツの黒、ワンポイントの白みたいな組み合わせで色をまとめてみたので、自転車としての佇まいは良い塩梅なんじゃないかと思う。

変速、駆動系はまだ購入時のままなのでいずれXT化を考えてもいいところだけどSTIとの兼ね合いもあるし、このままにしておくのがいいかな。頃合いをみて清掃保管してあげたいものです。

Cannondale F400 ドロハン化で Slate 完成?

ひと通り組み上げて河川敷を試走してみた。やっぱりホイールが重い。ずっしり重い。漕いでみて重い。持ってみても重い。重いからって丈夫とは限らないからなー。買い替えも検討したほうがいいかな。

でも、これ以上投資するのもどうかとも思う。なんて思いながらも近隣の自転車屋さんにぶらぶらと行ってみると、思いのほか店員さんの目に留まることが多いみたい。

お店でひとしきりパーツを眺めてから出てくると停めてあるF400をさかなに店員さん同士で話してたりすることがあって、無節操なパーツ構成を恥入りつつ何か変なとこあったら教えてくださーいって話しかけると、これってこういう市販車ですか?と聞かれるんですね。

10年以上前に発売されたマウンテンバイクなんですが、交換パーツがないので有りモノ組み合わせてこうなりました〜って説明すると、色味やら佇まいに違和感がなくて、こんなキャノンデールのバイクは見たことないって話しをしてたとか。わーい、なんか褒められたみたいでちょっと嬉しい。もう少しパーツ投資してみようかな?とも思うのでした。

そんな話もある中、実は今時のキャノンデールの製品ラインナップは頭に入ってなかったので、帰宅後ウェブで調べてみると、Slateというモデルが発売になっているとか。

フロントフォークこそLeftyだけど狙っている使い勝手は現状のF400と同じと言って良くて、仮に新車に買い換えるならSlateが一番合致しているみたい。

退役

購入から15年。そろそろ消耗したパーツの交換ができなくなってきました。大きなキズをつけてしまう前に分解してフレーム保管に移行しました。思い出の1台だものね。