1/100 ガンダムMk-II ver.2.0 MG
Posted on Fri 26 September 2014 ( 2018-08-02 update ) in plasticmodel
ガンダムMk-II MG ver.2.0
ガンダムの中ではMk-IIのデザインがとっても魅力的だと思ってます。あの悪役顔の悪そうなガンダムを最新のMGをベースに再現できたら嬉しいな。
というこでMGの良キットと評判のガンダムMk-II ver.2.0を家電量販店で衝動買いしてみました。ほんとはティターンズカラーを買おうと思ってたんですが売ってなかったのでエゥーゴカラーです。
とりあえず仮組する
とりあえず主要なパーツを仮組みしてみました。とってもヒーローな感じがしますね。なんだかMk-IIじゃないみたい。もう少し悪そうな感じがMk-IIの魅力だと思うんですが流行らないのかな。カトキ立ちとか似合いますねえ。
細部をみてみます。うーん、胸まわりのボリュームもちょっと足りない気がしますね。もう少しマッチョな感じなんだよなあ。バランスがイメージと違うのかな。
でも、比較してみると、MGガンダムMk-II ver.2.0のバランスは設定画に割と近い気がしてきた。思い出補正というやつで捉え違いがある。
肩の接合部:パーツ分割の都合から、切り欠きや内部シャフトのようなものが変更になっている。肩ブロックはパネル上になっているが、ムーバブルフレームをらしく設定するならこういう形の方がいいかもしれない。脇の下のシャフトは設定画風のが良い気がする。
胸のパネルライン:肩から胸のラインで特徴的な切り返し。キットだとコクピットハッチから腕の付け根方向に向かうラインだけど、設定画だと身体の外から頚に向かうライン。と把握していたんだけど、これパースがついてるからですね。
MJマテリアルなど古い資料を引っ張りだしてくるとキットと同じラインでいいみたい。実際写真で確認してみると同じラインになっている。
脇の下のパネルラインは簡略化されているので面を増やす。Rをゆるやかに取ると見立てる方が迷子にならなそう。V字っぽいとかはちょっとアプローチが違う。
ふくらはぎとスネ:明らかに大きさが変わったのがここかな。この頃はボンタンやスリムジーンズがあったけどブーツカットは流行ってない。太ももまわりとかゆったりしたものが多かった。キット発売時は細身のズボンが流行ってる頃だ。30年も経てば変わる。
で、この大きさもガワラ立ちとカトキ立ちの違いが影響を及ぼしていて、上から見るとすごい大きな変化ではなくなってくる。それなりに見える大きさなのだとわかる。
ふくらはぎというよりスネのあたりのボリュームをもう少し増やすかどうかがポイントだと思った。左右のふくらはぎパーツをスネまでボリュームアップして、後ろの装甲を大型化すればぼちぼち近いライン。スネのどっしり感がMk-IIらしい力強さになる気がする。
バランス:腕の太さを増すと肩のボリューム過多が解消される。腰アーマーのペラペラ感も厚みアップがポイント。
太ももが顕著だけど丸みを出すことがマッチョ感に繋がると見る。手足の長さについてはフレーム改修の手間を考えると変更せずに対応してしまいたいところ。そんなにおかしくないし。外層パーツにプラバンを巻いていく方向で対応していきたいかな。パテ盛りだと大変そうだし。
手元に残してあった旧キットと比べると随分プロポーションが変わったのが判りますね。胸やお腹まわりのパネルライン、脚部の形状とかちょっとイメージと違うなあ。放送当時のデザインとはだいぶ違う。旧キットの方がイメージに近いですよね。どうしようかな。改修したものか。
なまじフレームがあるから大幅変更もしにくいので計画を練って組み上げないといけないですね。
MG ガンダムMk-IIの改修計画を思い悩む
プロポーションが違う気がするな。もう少し悪役っぽい姿にしたいなと考えつつも妙案が浮かばず。やや丸みを帯びていてボリュームのある設定画と実際の放送とではMk-IIの印象は結構違っている。
当初は設定画に近く仕上げようと思ったけど、放送されているZガンダムを視ていると設定画に合わせるとなんか違うかなという気がしてきた。
黒いガンダムとして登場した初期は無骨な印象が強いが、放送を経るにつれてスマートなシルエットとして描かれることが多くなり、ガッチリとした上体に対してスラリと伸びる両足のほうがイメージに合う気がする。
そんな目線でキットを見直してみるといいバランスじゃないですか。瀧川虚至氏のDefineにおける絵を見てると頷けてくるものです。
となると、甘ったるいところをシャープにするというよりは無骨な感じにしたいなとか考え始めている。で、どうしよーかなー。あれこれいじるか。ティターンズ・カラーにしたいなー。
今一度プロポーションをチェック。うん。かっこいいじゃない。
頭と肩の大きさはバランス取れている気がするけど、胴体の大きさに比べて頭が大きいかな?となると。肩を少し小型化するのもありかな。頭はトサカ部分を低くして対応だな。
腰回りはペラペラだからもう少しブロック感があったほうがいいかな。で、膝も少し形状がデフォルメされてる。それに外側のふくらはぎとかだいぶ小型化されている。
フレームに艤装される装甲として二本の脚をじーっと眺めていたんだけど、なんかそこまで突き詰め始めちゃうとこのデザイン自体が納得いかなくなってきて、やっぱりアニメのロボットはデデーンと立ち姿が決まればいいかーって気持ちになってきた。
社会人を経験して製造工程ってのをかじっちゃうと、実機らしさとのバランスがどうも取りにくい。折り合いをつけないと楽しめない。いくらパーツの裏側にプラ板あててもスカスカのメカ構造を眺めちゃうと、よし改修するぞ!って気力が起きてこない。
となると実機らしさよりもスタイルがシュッと収まるところ。イラストのようなイメージを膨らませていく以外にガンプラの仕上げのゴールがないような気がしてくる。
となると今時のMGあたりは成型色そのままで仕上げて終わりってのはあながち間違っていないんだよね。昔のキットとは違うもの。
複雑な構造のフレームはそのままにして、上にかぶせる装甲パーツの改修でうまいこと対応してみればいけるかな?
とりあえず、コツコツとペーパー掛けをはじめる。#600を中心にして作業。地味だけどやらないとね。ヒケやウェルドラインを取り除いていきます。作業の終わった各パーツをバラしましてジップロックに小分けして次に備えます。
改修する目安を考えてみた
作業デスクの上にパーツを広げてみたり、仕舞ったりを繰り返しつつ時間が過ぎていく。そろそろ仮組してから1年経ちますよ。やること決めよう。
- 膝の関節を露出させるためにアーマーを2mmくらい削る
- ふくらはぎ外側を5mm程度下に延長
- ふくらはぎ内側を3mm程度大型化
- スネとふくらはぎを延長
- 腰マウントを大型化
- フロントアーマー厚み増し
- ももの幅を左右1mmずつ広げる
- 上腕1mm厚で大型化
- 肩アーマーエッジを鋭角にし小型化
- 胸から脇にかけてのライン修正
- もみあげ小型化
- 各パーツの裏面作成
- 足首シリンダーの上下反転
- 足の甲モールド変更
やっぱり脚の形状だけはなんとかしたくなるけど大掛かりすぎて完走できるかが問題だなあ。
うん、改修はやめとこう。掛けた手間ほど効果があるとは思えないし。塗装もなしの墨入れトップコート仕上げでフィニッシュしよう。コツコツいじるならMGより旧キットだよ!