GIOS FELUCA のカスタムがまだまだ続いている
Posted on Thu 26 January 2017 ( 2021-08-14 update ) in bike
GIOS FELUCA (2013) カスタム レビューのつづき
GIOS FELUCA 再組み立てしました
分解保管していたGIOSのミニベロFELUCAを再組み立てすることにした。ジオメトリーが気に入らなかったり、簡単に落ちない汚れがあったりと、いろいろと思わしくないところがあったものの、小径車に乗っている父とペースをあわせてサイクリングをするには、同じ小径車であるFELUCAこそ最適だろうという判断。
乗るからにはぼちぼちカスタマイズしていくんだけどね。フレーム眺めてると、この際だから中国からカーボンフレームを輸入して組み立てようかとか、BB替えておこうかとか、コンポを一式更新しておこうかとか。それはもう誘惑が尽きないのだけど、なるべく旧来のスタイルのまま、ありもので組み立てることにした。
フレーム清掃
白いFELUCAには黒い汚れがあちらこちらについている。これは使用しているワイヤー錠のワイヤーに巻かれたウレタンゴムっぽいものがつけたもの。いわゆるブラックマークという奴。天然ゴムがつけるものとは違うからすぐに落ちそうなのにね。
ワコーズのフォーミングマルチクリーナーあたりを試してみたが、ビクともしないこびりつきよう。これはヤスリで削り落として、そのうち再塗装かなとすら考えていた。だが、その前に。ラッカー系のシンナーを試してみることにした。
こういう時に模型作っててよかったって感じですね。手元にガイアカラーが常備されてますので気軽にシンナーをぶっかけできました。
当然、シンナーは自転車のフレームの塗装を痛めます。ただ塗装の剥離剤よりは弱いのでなんとかなるだろう。ダメなら剥離して乗り直しも一興だしね。と思い実行してみましたが、案ずるより生むが易しといいますか。それほどひどいことにはなりませんでした。FELUCAに付着していた黒い汚れはすっきり落とせました。
BBとクランクの組み付け
自転車のパーツって案外と少ないですよね。今時のガンプラと比べたって少ない。ひとたび手順を覚えれば、それほど難しいことはないように思います。ただ、トルク管理なんて考えると、それなりに神経質にやる必要もあり。
まず、ボトムブラケットの取り付け。これはボトムブラケットに書かれている指示の通りにねじ込むだけ。
特殊工具が必要ですが、もともと取り付けられていたフレームならネジ山を切り直したりする必要もないので簡単です。たっぷりグリスを塗布してから組み付けるだけでした。
で、クランク。FELUCAのクランクはテーパーBB向けのものなので四角い穴が空いてます。これをボトムブラケットに差し込み、さらに固定するクランク固定ボルトをねじ込むだけ。メチャクチャなトルクをかける必要もありませんので、こちらもグリスを塗布して組み付けしてあげましょう。
ポイントがあるとするならチェーンリングの取り付け位置でしょうか。必ず突起など目印がついているので、クランクアームの方向とあわせます。チェーリングボルトにもグリスを塗布しておくことを忘れない。
現状は、純正のチェーンリングをそのまま付けていますが、いずれ交換することがあるのかな?その時はさすがにフレームを吟味したいな。
大仕事は終了ですね。ステム、ハンドル、ブレーキキャリパーなどを仮付けしていけば、自転車の形になってくることでしょう。
フロントディレーラー取り付けバンド
通常だとFELUCAのフロントディレーラーは専用の台座をシートポストに固定し、そこに取り付ける。でも、この専用台座はスチールのメッキ製品で、ちょーっとサビが出始めている。ならばということで、フロントディレーラーをシートポストに直接取り付けることにした。
FELUCAで採用されているのはSORAグレードの直付けフロントディレーラー。このままではシートポストに固定できないのでバンド型のアタッチメントで取り付けをする。SM-AD67Mという31.8と28.6mmに対応するものを用意した。
FELUCAの場合は付属しているシムを使って取り付けするので28.6mm。ノギスで測ってみるとわかるけど、ちょーっとパイプ径があってなかったりするけど、これで対応。
取り付けはアウターのチェーンリングとの隙間が1mmから3mmの間です。目視でやるより、隙間になんか挟んで見た方が単純でわかりやすいかもね。
取り付けたところ、それほど問題は起きない。起きないんだけど、ボトルケージの取り付けがちょっと厳しそうな気がしてきた。
サドルにボトルケージ増設用のミノウラのパーツを据付しつつ、ディレーラーの調整準備を進めていきます。
チェーンの取り付け
変速機やブレーキにワイヤーを通したところで気がつきました。
チェーンつけてないじゃん!
チェーンつけないとテンションがかかりませんので、変速機の調整なんかはできません。しかし、伸びてたし、次は買い替えるつもりだったしで、使っていたチェーンは捨てちゃってた!
でも、慌てず騒がず近所の自転車屋さんに9速用チェーンHG53を翌日買いに行ってきました。
取り付けは、まずチェーンをドライブトレインに這わして長さを見ます。アウタートップにギアを配置して、ガイドおよびテンションプーリーが垂直になるようにチェーンを張ったくらいが目安。数リンクは落とさないといけませんね。チェーンカッターで切り落とします。
チェーンを適切な長さにカットしたら、いよいよFELUCAに取り付けです。今回はアンプルピンで繋がずに、ミッシングリンクの方式で取り付けます。スラムだとパワーリンクって呼んだりしますが、一般名称って何になるんでしょうね。チェーンリンクでいいのかな?通販で購入しました。お値段80円と非常に安価。これなら多少の不具合も笑って許せそうです。
固くて取り付けがとても大変だったりすることもあるようですが、手でチェーンを手繰り寄せつつ、ぐいぐいっとピンを繋いでからテンションをかけてあげればすんなりと取り付けできました。外すときも特殊な工具なしで外せました。あとは強度の心配かな。大丈夫でしょう。
チェーンを取り付けできたら、ブレーキと変速機のワイヤーを固定し、試験操作。動きますね。そのまま変速機を調整すれば完成です。
バーテープを巻く
今回はバーテープを赤と緑の2色にしてみました。フレームの白とあわせまして、なんちゃってイタリア国旗。自転車を眺める位置によっては赤と緑が逆になってしまいますが気にせずに巻いてます。
で、このバーテープも中華製。150円くらいで売っていて、両面テープがつけられていない発泡素材でできてます。裏面にテープがないってのは意外と使い勝手が良いもので、納得するまでテープを巻き直せますので初級者にはうってつけです。万が一にも高くない。後悔なく作業することができるでしょう。
ハンドル周りに色をおいたので、ブレーキおよびシフトケーブルは無難に黒を採用しておきました。色ありすぎると統一感なくなりますからね。ほどほどが大事。
GIOS FELUCA なんちゃってシクロクロス仕様
紆余曲折を経まして組みあがりました。ミニベロロードというよりは、太めのタイヤに起こし気味のハンドル配置と街乗りに便がいいようにをポイントにしております。基本的なパーツは白黒になっていて、おまけのカラー構成がイタリア国旗ですね。無難な程度に色分けしました。
純正部品からの大きな変更点としては、まずタイヤ。MAXXISのDTHというタイヤを採用しています。本来ですと20x1 1/8サイズですが、20x1 3/8サイズに横幅増やしています。これにより、街中のちょっとした段差の乗り越えが楽になる予定。
やはり細いタイヤですと段差への進入角度によっては転倒の心配があります。注意して走るのはもちろんですが、気軽に走ることがあまりにできないのも面倒です。そこそこ転がるタイヤだと期待しております。
ステムとハンドルが変更になっています。ステムはPROの110mm長さに変更。シートポストを180度回転させてサドルを前に出していますので、懐が狭くなっています。その対策として標準の80mmから伸ばしました。まだ伸ばしてもいいんですけど、取り回し性能が悪くなりすぎそうなのでほどほどに
。また、ステム変更に伴いまして、31.8mm径のハンドルになりました。手元に余っていたGIANTのハンドルを採用。400mm幅ですが、もう少し幅広を使ってみたいかもなーとも考えてます。
そして、サドルも変更。GIOS純正サドルも好きなんですが、あえてGIANTのサドルをつけてみました。モノクロだってこともありますが、GIANTのロゴが入っている方が安っぽく見えて盗難の心配も少なくなるんじゃないかと期待してます。
サドルにはミノウラのボトルケージホルダーを追加しています。父を連れてのポタリングが使命となっていますので、補給やトラブル対応の道具を持ち運べるように収納系は充実させています。
とまあ、非常に無難な構成だとは思いますが、あとは乗りながらのカスタマイズを続けていく感じですね。やっぱりシートバッグとか欲しいなw
中国産パーツを導入
毎日の通勤自転車としてミニベロを使っています。タイヤもくたびれてきたのでIRCのROADLITEを導入。よく転がりながらも柔らかめの乗りごごちで割とおすすめ。30km程度のサイクリングなら十二分に走ってくれます。
よく走るようになると欲が出てきます。もう少し軽くならないかなと思うようになりました。ちょうどAliExpressでセールがあるようなので、注文数の多いカーボンパーツをいくつか導入することにしてみました。
意匠のコピー品ではなく、独自開発の製品を選びたいところですが、頼んでみたあとにわかったりとか悩ましいですね。中国メーカーもだいぶしっかりしてきていると思うのですがなかなか信用ある企業を探し出すのは骨が折れます。
今回は、カーボン製のエアロハンドル、ステム、シートポスト、サドル、ボトルケージを購入してみました。おおむね30日ほどで到着。いたって標準的な梱包でいたって普通な見栄えの製品が届きました。
まずハンドル。カーボンといえばエアロ形状でしょということで注文数の多かったものから440mm幅のものを注文。リーチは長めの104mmでドロップ127mm。これまでアルミのハンドルしか使っていませんでしたが軽い。カーボン軽い!撓ませてみようとグリグリやってみましたがビクともしないです。強度的な不安はないみたい。
樹脂製品ですから冷たくないんだってのが新鮮でした。ふむ、でもこれってコピー品じゃないの?って感じです。しばらく使ってみて悪くはないんだけど、エアロじゃなくていいかなってのが結論でした。次は一般的な丸パイプかエルゴノミック形状のものですかね。
ステム。カーボンステムを信用していないので使えないことを前提に選びました。ポイントは寸法。100mm長のステムを持っていなかったので今後のフィッティング参考用。実際に取り付けてみたところ、特に不安を感じる要素はありませんでした。問題なく使えそう。
でも、Felucaで使うには短かった。ハンドルが手前すぎてちょっと懐が狭苦しいです。
シートポストとサドル。マイナスオフセットのシートポストを試したかったのだけどないみたいなのでストレートタイプ。それと軽量パーツとしてカーボンサドル。
シートポストは350mmで良いのに400mm買ってしまって長すぎ。おまけにヤグラの上に突き出たボルドがサドルに刺さる。ボルトのささったサドルは表面に突き抜けかかっていて穴があきました。これはダメですね。
サドルもツルツルしていますので街乗りだと姿勢をちょくちょく変えるせいか滑ってしまって落ち着きが悪い。
ボトルケージは軽くて硬い。といってもほどほどの柔軟性もあるので使えそう。ただ樹脂製と比較してみて優位かというと微妙。ましてや街乗りですと使用頻度低いし。悪くはないけど使ってメリットが感じられないので表現が難しいですね。
おまけでクイックリリースも交換してみました。チタン製で軽量です。正直持った感じは心もとない。これで大丈夫?って感じ。でも問題ないです。MTB用の幅広いやつを購入しました。Felucaにはロードバイク用の5mmほど細いもので良いみたい。
街乗りにミニベロを選ぶなら
街乗りにミニベロはとても良いと思います。ただし選ぶならタイヤ幅の太いものをお勧めします。レース志向があるなら細いタイヤにキャリパーブレーキもいいでしょう。
でも、街乗りなら段差乗り越えを考えて太めのタイヤとVブレーキが良いでしょう。気楽さが違います。サイクリングなのか街乗りなのか、目的を明確にしたほうがよいでしょうね。小さめの車体は自宅に保管するにしても便利です。
気がむくままにGIOSのFELUCAをカスタマイズしてきましたが、寝ているシートポストに対して、どうやって適切なシートポジションが出すかがポイントですね。コクピットまわりのカスタムとあわせて必要かと思います。よくまわるホイールがついているだけに、このあたりの仕様がかわるといいのにねと思うのでした。
退役
毎日街乗りで使っていたり、一時的に父に貸し出したり、フレームの傷が増えてきました。コンポーネントもだいぶくたびれてきたようです。購入から5年を機会に分解して保存としました。おつかれさま。
またまたの復活
やっぱり気軽に街中で乗れる自転車が欲しくて、組んでみました。今度はMTBコンポで。
SRAM NXを一式あまらせていたので組み込んで、フラットバー化。ギア比もミニベロには不便一歩手前の軽さなので非常に面白い乗り味になりました。
SRAM NXを採用したFELUCAの何がいいかといえば超軽量。フロントシングル化したことによってFELUCAが軽量化されて非常に取り回しの良い自転車になりました。
しばらくの慣らし運転のあとは、サドルにつけた追加ボトルケージは外して、余っていたカーボンシートポストをインストールしました。結構具合良い。あとはハンドルバーグリップの端部がむき出しなので、グリップエンドを調達してこよう。