箱根を越えて、東海道で三島に向かう 神奈川県・静岡県サイクリング
Posted on Wed 20 October 2021 ( 2021-10-20 update ) in bike
新横浜から箱根まで
数年前から箱根を越えて三島までサイクリングというのは計画していたのだけれど、経験値が足りなかったりCOVOID-19の流行だったりで延期し続けていた旅程をようやくにして行ってこれました。
前準備がかなりいい加減だったけれど、人の住んでいるところを走るのだから問題なし。なんとかなるさで出発です。これも経験値が蓄積されてきた結果でしょうか。
出勤時間よりも遅めの朝7時に出発。自粛続きで持久力や筋力が落ちていることも予想していましたが、走行における勘所が鈍っていないかが心配でした。安全に関わる部分なので慎重な走りを心がけます。
土手の方が一般道より安全ですから緑産業道路を使わずに鶴見川土手の右岸で遡上することにしました。だらだらっと新横浜、小机、鴨居と進みます。何度も通っている道ですのでスムーズ。前日までの雨の影響もなく、また風も追い風なのか走りやすい。
十日市場手前で一般道に入ります。これまたいつもの環状4号。中原街道経由も考えましたが通勤時間帯は一般道を極力避けています。環状4号は比較的交通量が少なく走りやすいので選択。ゆるやかに坂を登っていったら海軍道路を越えて中原街道との交差点に到達。中原街道をちょっと進めば境川に入ります。
境川は通学時間帯なためか学生の自転車がわんさかいます。これも安全第一でやり過ごしていきます。
ちょっと順調すぎるんじゃないかってくらいに走ります。2時間ほどで藤沢に到着しました。境川サイクリングロードは時間帯が適切ならば快適です。
いつもならばこのまま江ノ島を目指すところですが、9時前後の時間帯にわざわざ藤沢駅付近を通過するのは無謀だと思うので、湘南新道方面で茅ヶ崎に向かいます。多少のアップダウンはありますが走りやすいルートだと思います。辻堂を抜けると茅ヶ崎に到着です。
茅ヶ崎は景色がいいです。あんなところに烏帽子岩がーとか思わず眺めてしまいます。富士山もよく見えたし気分は上々。ここからは海岸線を走ります。
相模川を跨ぐのは湘南大橋。さわやかです。スタートから3時間30分ほど。そして寄り道がしたくなってきます。だって順調なんだもの。
平塚に入ったところで護岸ルート。ちょっとだけ港町っぽい雰囲気が醸し出されます。望むは相模湾なのでちょっと展望が開けすぎかな?
そして見えてくるのが太平洋自転車道の標識。あぁ、ずーっと続いているあれねとと思いましたが、お世辞にも評判がよくない。どちらかと言ったら酷評。百聞は一見に如かずだろうと少し走ってみることにします。
いきなり砂の載った道を走らされます。海岸線から西湘バイパスを跨ぐのに無駄にアップダウン。ほんの数分で嫌な気分になってきました。
防砂堤?の上を通る道なので平坦ではないようです。なんかいい加減な道だな……。
と思ったら大磯でいきなり曲がらされて坂を上り辿り着いたのは大磯プリンスホテル。何コレ?その先は国道1号。必要ない道ですね。これにお金をかけるのは税金の無駄遣いってやつでしょう。
少し交通量が落ち着いてきました。小田原に近くなったからというよりは時間帯のせいでしょう。12時前には小田原に到着です。このまま箱根に進んで行った方がいいかな。
何気なく迂回した道で吊り橋を発見。箱根湯本よりも手前の早川にかかる橋です。箱根登山鉄道の前身である小田原馬車鉄道・小田原電気鉄道が通っていた橋の跡地にかかっている吊り橋だそうです。ぼちぼち揺れますが怖がるほどではなくて生活道路として活用されている橋ですね。
これを越えていくと箱根湯本に到着です。
箱根越え
えゔぁ屋は健在。箱根湯本駅は相変わらず渋滞傾向。やだなーと走り始めます。
塔ノ沢あたりにきても混んでます。あれ?このまま渋滞なの?路側帯もそれほどありませんから横抜けていくってわけにもいかず、ちょっと進んでは停まるの繰り返し。ビンディングシューズだと非常にめんどくさいです。
ようやく大平台。ここまで渋滞多数。道路にかかる木の伐採をあちこちでやっているため、片側交互通行になっていました。走りにくい。というが集中して走れません。
これはだめだということで、スニーカーに履き替えました。SPD-SLのペダルなら普通に踏めますから問題なし。これでちょくちょく停車でもなんとかなる。
宮ノ下、小涌谷と抜けていきます。斜度のきついところで渋滞は本当に辛い。乗車するより押した方が早い。もうこだわらず歩くべき時は歩くことにします。
人はそれほどいないんだけどなあ。クルマの渋滞がひどい。宮ノ下で大休止のつもりだったけれど、コンビニで軽く食事を調達して出発。体力はそれほど減っていないけど気力が大幅にダウン。
ズドン!ズドン!と聞こえてくるのは御殿場の自衛隊の迫撃砲の練習かな?
時間がかかりました。宮ノ下で14時近く、国道1号最高地点で15時30分になってます。湯本から3時間近くかかりました。ちょっと苦行でした。
あぁ、畑宿で旧東海道くだって帰ろうかな。分かっていたとはいえ景色がいいわけじゃないし……。箱根はめちゃくちゃつまらないぞ。
いや、渋滞はもうおしまいだろう。あとちょっと進めばいいんだから予定通り行こう。
芦ノ湖はほぼ素通りしました。椿ラインから登ってきた時に見ているし普段もちょいちょいクルマで来ているし。
箱根峠は芦ノ湖から1kmちょっとというところ。それほどかかりません。のんびり登っていれば到着。時刻は16時付近。長かった……。ちょっとだけ気分がよくなりました。でも、苦行気分は完全に晴れるまではいかない。
ここも休憩せずに通過します。箱根新道の入り口が見えてきました。ちょっと冷えます。気温6度ですか。そりゃ寒いかも。長い下り坂に備えて、ハーフパンツとサイクルジャケットを装備。
かなりの高速ルート化しているので安全第一です。クルマの邪魔にならないように配慮しながらもどんどん降っていきます。
そういえばガスらなくてよかった。
三島から輪行で帰宅
あっという間に三島大社に到着します。早い。入り口でご挨拶だけすませたら三島駅に移動。17時でした。日没までに到着できてよかった。
三島駅からは輪行して新幹線で新横浜まで。
ダラダラと支度して切符を買ったところで、あれ?なんかアナウンスしている。
人身事故で大幅遅延。こだまに乗れたのは19時30分でしたが、前職の同僚に会えたので退屈することなく待てました。
前職は三島まで新幹線通勤していましたので勝手知ったる駅です。夕方到着で輪行帰宅ならガラガラだと思ったんですけどね。遅延にも関わらずバッチリ座って帰れたのでよしとしましょう。
新横浜駅で輪行解除してちょっと走れば帰宅。お疲れ様でした。
箱根を東海道で越えるのはヒルクライム大好きな人たちにはポピュラーなルートだと思っていますが、ヒルクライム嫌いな私としてはこの上なく苦痛なルートの印象となりました。渋滞したら走れないので本当につまらない……。次はないかな。足柄峠の方はちょっと行ってみたいけど旧東海道なみに大変そう。走れる時間が限られてきているので千葉の方をもう少しルート開拓したいかも。